『一緒に愉しみながらつくりましょう』
かきたて一級建築士事務所 代表兼管理建築士
菅 真樹 (Kan Masaki)
[profile]
1976年東京生まれ埼玉県草加市育ち。2000年に大学卒業後に「鳥谷部恭通建築都市研究所」にて勤務。野村不動産、K2WORKSを経て2008年にゼロワンオフィスに勤務。
それらの経験を携え満を持した2013年8月、『かきたて一級建築士事務所』を設立し現在に至る。
[実績] ※一部抜粋
2012
1)みどり荘(目黒区青葉台、シェアオフィス)
2)246COMMON(表参道、空き地利用プロジェクト)
2013
3)中目黒のマンションリノベーション(目黒区中目黒設計・監理)
4)かしま保育園ソーラープロジェクト(福島県南相馬市、設計・監理)
2014
5)COMMUNE246(東京都港区表参道、空き地利用プロジェクト)
6)goodpatch 渋谷オフィス
2015
7)quipper京橋 オフィス
8)tomigaya hutte プロジェクト(渋谷、コンバージョン、コンサル、設計、監理)
2016
9)hakata9(福岡県博多市、共用部およびテナント区画設計・監理、300坪)
10)中目黒のキッチン
2017
11)tritrue内装工事(五反田、オフィス、設計・監理)
12)白金のキッチンスタジオ
[ interview story ]
どれっていうのは決められないですね。全部そうです(笑)
目の前にある仕事の一つひとつに気合いを入れてやっているので、自分にとってはどれもが大切なものです。その中で、しいていえば「246COMMON」でしょうか。
全体的なイメージとしては、「文化発祥の地=根津」のインスピレーションから「ART(芸術) & CRAFT(手仕事)」を表現できたらいいなと思ってます。
具体的には、ミッドセンチュリー(1950年代)のブルータリズム(brutalism)を代表する、荒々しさを残した打放しコンクリートを用いた彫塑的(造形物適)な要素を取り入れたいです。これは遊び心も含め表現できたらいいなと考えています。そんな中にも、現代のライフスタイルや趣向に合わせ、居心地の良さ機能性を組み込んだスタイルを融合させていければと考えています。
また、スケルトン※と呼ばれる最低限の室内意匠でも住住める様な表情のある空間が作れたらと考えています。
※スケルトン=家を形作るフレームのこと。
このあたり一帯は近代文化の始まりを感じさせるゾーンだと思います。カルチャーの厚みがすばらしいと思います。徒歩圏内に多くの寺院や美術館など気軽に文化資本に触れられることは大きなメリットだと思います。こんな場所で子育てが出来たら最高だと。
定形のものはないのですが… しいて言うのであれば、役割に対するプロフェッショナリズムとボーダーを超えていくクリエイティビティと優しさのせめぎあうバランス感覚ですかね。自分の中の「デザイナー」と「エンジニア」と「こども」的なチャンネルを切り替えるというか。様々な思考と視点、柔軟さを意識しようとしています。